March 14, 2025
3/23(日)にNT京都2025が開催されますね。エントリーは完了したので現在準備を進めているところになります。私は個人のメイカーとして出展する予定ですが色々思っていることが当日までに形にできればなぁと考えてはいます。そんな時に必要なのがものづくりに対するやる気ゲージの回復ですね。今回はおすすめのやる気ゲージ回復方法をお伝えします。
導入のやる気ゲージ回復方法とはずばり”ドラえもんを見る”という方法になります。特に映画の方は2時間弱で程よいやる気ゲージの回復ができますのでおすすめです。ということで今年の映画ドラえもんを見てきましたので感想やドラえもん映画鑑賞にあたってのポイントを教示していこうと思います。
結論からいえば今年の映画ドラえもんは非常に良作です。声優が変わってからのドラえもん映画の中でもトップクラスに面白い作品といえます。物語の舞台は中世ヨーロッパというRPGで育ってきた世代にはテンションの上がるロケーション、しかも伏線回収系でむちゃくちゃきれいに伏線が回収されます。近年のドラえもん映画は伏線回収系が増えてきましたがまさか去年から続いて2作品連続でくるとは思っていなかったのでその点も驚きました。ただ、伏線回収が故にあまり語ってしまうとこれから見る人の楽しみを奪ってしまうことになりますのでこれ以上はあなたの目で確かめてくださいとしておきます。
映画ドラえもん全般の鑑賞および鑑賞中の考察にあたってのポイントは以下になります。
まず”序盤に伏線回収系かシンプルな冒険譚か判断する”ですが伏線回収系であった場合に注意してみる必要があるからです。まぁ伏線回収系であってもそうでなくても軽いどんでん返しはだいたい存在しますが…
また、ドラえもん映画にはたびたびメインのひみつ道具の存在がでてきます。今年の映画であれば入り込みライト、宇宙小戦争ではガリバートンネルといったものです。このメインのひみつ道具が物語において重要な局面でキーとなりやすいです。そのため”メインのひみつどうぐは?”はおさえておいた方がよいです。
そして皆さんご存じの通りメインの道具以外にも様々なひみつ道具が使われます。その中でそれぞれの”ひみつ道具がどう使われるか”は先読みしたいところですね。序盤に単発でギャグのように出てきたひみつ道具が終盤で役に立つこともありますし複数のひみつ道具を組み合わせて相乗効果を出すこともあります。とりわけ行動を制約するタイプや広い範囲に効果を及ぼすタイプ、他の道具に影響をおよぼすタイプの道具は注目しておいた方が良いです。
次に”偶然かひみつ道具の効果か?”についてはできる限り層別したいところです。まぁ鑑賞後に伏線と思っていたものがそうでなかったというのはたまにありますし、そういうものとして流せるものは流したいですね。ただ、原作者Fの作品ってさも当たり前のように無茶苦茶な現象(特にタイムトラブル関連)が起こりがちなので作中で解説役の人がそういうものっていうのを説明しだしたらそういうものという理解で進めましょう。(ただし、一部例外あり) 逆にそういう説明がなく事象が発生した場合は今まで使用されたひみつ道具を疑う、あるいはこれから登場する道具の効果に気を配りましょう。
”ドラえもんをどう弱体化するか?”ですが、元も子もない話をするとドラえもん映画の割とあらゆる事象は事象を捻じ曲げる万能タイプの道具で解決すると思います。USO800やあらかじめ日記あたりを使えばたぶん解決すると思います。そのためできるだけ道具を使えない状況にもっていく作品も多い印象です。ポケットを燃やしてしまったりドラえもん自体を行動不能にする演出があると結果的に限られたリソース(ひみつ道具や舞台の特殊環境)で解決策を練る必要があります。そうなると程よく絶望感が増してその先の展開への期待が上がってきますね。そのため弱体化のギミックが用意されているかにも注目しましょう。
“過去作のオマージュ演出/Fっぽい演出”についてはどちらかというと従来のファン向けの楽しみ方になると思います。例えばドラえもんが役に立ちそうな道具を慌てて探すお約束や、関連するテーマの作品のオマージュですね。今回であれば魔法使いに関連してチンカラホイなる掛け声が登場してたり。のび太の新恐竜ではのび太の恐竜を存分にオマージュしてましたし、のび太の宝島に関しては旧ドラえもんも含めて過去作品のオマージュが大量に入ってます。Fっぽい演出は言葉では難しいですがSFの要素をさも当たり前のように現実的に見せる演出ですかね?
伏線だけ張られてひたすらシリアスな場面が続いていたら面白くないですね。ドラえもんは割とバトル描写もしっかりしていてひみつ道具との相性はいいです。制作側も映えるバトルは意識していると思います。基本的に集団でバトルする場面になったら伏線はないと思うのでバトル描写を楽しんでもらえればよいと思います。ということで”バトル描写は伏線がないのでそのまま楽しむ”です。
色々書きましたが何も考えずに見るのもいいと思います。ひみつ道具の使い方次第で思わぬ展開になるというのが見ていて楽しいドラえもん映画だと思うので流れに身を任せつつ鑑賞しても良いかと。
ひとまず現在公開しているのび太の絵世界物語のような伏線回収系を求めるのであれば以下の作品がおすすめです。少し解決方法が反則な作品もありますが…
Fっぽい異質な作品を感じたいのであれば以下ですね
おすすめにはほとんど挙げていませんが、基本的にリメイクはFが作品を考えていた時代の面白い映画をもとにしていますのではずれがないと思います。オリジナル脚本は当たり外れが割とありますが近年ははずれがない印象です。個人的には月面探査記が転換点だと思ってます。また、流石に声優交代前は古すぎて思い出補正がかかってると思うので挙げてません。
ものづくりを続けていくとドラえもんの道具のようなものを作りたいと思う人は多いと思います。そういう人こそぜひ今のドラえもんを感じてみてやる気ゲージを上げてみてはいかがでしょうか?来年の映画も楽しみですね!
pooh