DHCPの上限制限
楽天モバイルやWiMAXなどのモバイル回線において、Wi-Fiを出せるモバイルWiFiルーターというものがあります。
これらのモバイルWiFiはどこでも使えて、容量もほぼ無制限でとても便利な反面、接続台数上限があります。
例えば、上の画像のRakuten WiFi Pocket 2Cでは、16台までの制限があります。
16台を超えて接続しようとしても、接続ができません。
これでは、TVやIoT機器なども含めて繋ぐような、固定回線として使うには不便です。
ただ、この制限は、モバイルWiFiルーター内のDHCPに制限が入っており、ルーター単体だとどうやっても増やすことはできません。
それを解決する方法を見つけましたので、お伝えします。
中継機
まず、中継機を用意します。
なんでもいいのですが、WiFiを拾って、有線LANに流せるようなものである必要があります。
実績があるのはこちら、TPLinkのRE200になります。
これでモバイルルーターのWiFiに接続し、有線LANにもう一台ルーターを接続します。
もう一台のルーター
こちらに関しては、私はNEC Aterm WR9500Nを使いましたが、本当になんでもいいです。
使わなくなったルーターや、amazonなどにある中古の安いルーターを買ってください。
中継機から出ている有線LANを、このルーターのWAN側に接続し、RT(ルーター)モードで起動します ⇦重要
ここでAP(アクセスポイント)モードで起動すると、DHCPの割り当てがモバイルWiFi側になってしまうので、何も解決しません。
ただし、RTモードで起動しますが、そのままだとつながりません。
これは、DHCPの割り当てホストがモバイルWiFiとWR9500Nで192.168.0.1~となっており、重複してしまうことが原因です。
これを解決するために、WR9500Nの管理画面から、DHCP割り当てホストを192.168.100.1~に指定します。
これで、モバイルWiFiから割り当たるIPと重複することがなくなるので、問題なく通信できる様になります。
まとめ
ここまでの内容をまとめると下記の図の通りです。
二重ルーター状態となっていますが、割り当てが被らなければ問題は(今の所)起きていないです。
ぜひ、モバイルルーターを固定回線として使いたいけど、台数制限で困っている方は参考にしてみてください。